2025年2月25日~2025年3月3日にかけて、国際交流基金(JF)は、「東南アジアパートナーシップ(JFSEAP)プログラム/ASEAN次世代専門家グループ招へい」を2024年度から開始し、初年度となる今回は経済安全保障をテーマに、ASEAN各地から8名の若手・次世代の研究者・専門家を日本に招へいしました。
東京大学先端科学技術研究センター特任講師であり事業アドバイザーを務める井形彬特任講師の協力のもと、参加者は7日間の訪日期間中、東京および京都において経済安全保障分野の多様な関係者を訪問しました。
現地では、レクチャーやワークショップを通じて、行政、研究機関、民間セクターなど幅広い分野のステークホルダーとの意見交換が行われました。
初日の午後は、経済産業省に訪問。貿易・経済安全保障局の職員らと、二時間に渡り日本と東南アジアの具体的な経済安保協力アジェンダについて意見交換をさせて頂いたのに加え、福永局長にも表敬訪問をさせて頂きました。

2日目は国際協力銀行(JBIC)に訪問。JBICが毎年出版している「わが国製造業企業の海外事業展開に関する調査報告」等を中心に、日本と東南アジアのインフラ投資協力等について意見交換を行いました。その後、国際協力機構(JICA)に訪問。東南アジアでの業務経験が豊富な専門家らと、日本と東南アジア諸国における国際協力の促進について意見交換をしました。最後に、外務省総合外交政策局の経済安全保障政策室へ訪問。望月室長自ら、外務省の取り組みについて分かりやすく解説して頂きました。訪問団からも多くの質問があり、活発な意見交換が行われました。



5日目は、京都に移動し、平等院鳳凰堂での文化視察を行いました。日本の歴史や文化への理解を深める機会となりました。また、京都大学大学院経済学研究科を訪問し、坂出健教授から冷戦期と現在の日米経済関係の違いについてレクをして頂き、意見交換を行いました。

7日目は東京に戻り、東京大学先端科学技術研究センターにて経済安全保障ワークショップ、東京文化視察、フェアウェル・レセプションを行いました。


本プログラムでは、参加者が日本の経済安全保障政策や制度に関する理解を深めるだけでなく、ASEAN各国の経済状況や、日本の政策がASEANからどのように受け止められているかといった視点を日本側の関係者に共有する機会も設けられました。こうした双方向の対話を通じ、相互理解を深める貴重な学びの場となりました。
参加者による、訪日レポートはこちら(国際交流基金ホームページ)からご覧いただけます。

