東京大学先端科学技術研究センター(経済安全保障インテリジェンス分野)は、同研究室の交流研究生である欧州大学院博士課程在籍のTim Ellemann氏およびカンザス大学大学院博士課程在籍のTim Cichanowicz氏を登壇者として迎え、セミナーを開催しました。

第一セッションでは、Ellemann氏が「The Borders of Trade Law: Facilitating and Restricting Movement of Ideas Through Economic Security Instruments」と題し、国際貿易法の観点から欧州における経済安全保障を分析した研究を発表した。これに対し、大阪大学法学研究科の清水茉莉教授がコメンテーターとして、日本の経済産業省における議論を紹介し、博士論文に資する示唆を提示しました。


第二セッションでは、Cichanowicz氏が「National Security or Protectionism? The Determinants of Which Traded Products Become Securitized」と題して発表し、米国において経済安全保障上の「重要物資」がどのような基準で指定されているかを分析した。杏林大学総合政策学部の三浦秀之教授がコメンテーターとして、安全保障と保護主義の狭間で揺れる政策決定過程に着目した論点を提示し、博士論文に対するフィードバックを行いました。


司会を務めたビクター・ファーガソン博士(JSPSポスドク研究員)からも質問が投げかけられ、聴衆を交えた質疑応答と活発な議論が行われました。


